Fitbit Sense/Versa3/Charge4/Inspire2を知りたい人「それぞれ他のFitbit機種と何が違うの?どの機種が買いなの?買おうか迷ってるんだが選ぶ決め手が欲しい…」
こういった悩みに答えます。
本記事の内容
Fitbitから『Fitbit Sense』『Fitbit Versa3』『Fitbit Inspire2』の3機種が2020年10月2日に発売されます。
予約、もう始まってます~!
今回、最大の注目ポイントは『Fitbit Sense』に搭載される『心臓の健康管理、ストレス管理、皮膚温度測定』機能です!
「今まで誰も経験した事のない」最先端の健康管理が出来ます。
また、新機種それぞれが確実に進化しています!どれを購入しようか悩みますね。
今回のFitbitさん、とっても気合が入っていますね!
そこで本記事では『Fitbit Sense』『Fitbit Versa3』『Fitbit Inspire2』、そして今年4月に発売された『Fitbit Charge4』も含め4機種で比較し、機能や仕様の違い34点を実体験を基に紹介します。
34点の違いを押さえる事で『Sense』『Versa3』『Charge4』『Inspire2』のメリットや違いを理解でき、あなたに最もふさわしい機種が分かります。
私に合うのはどれかな~?
『Sense』『Versa3』『Charge4』『Inspire2』は間違いなくFitbitの代表的な4機種になります。今から是非おさえておきましょう!
各機種ごとに特徴がハッキリしています!
選び応えがありますよ(^^
「Fitbitを2015年5月から愛用している」私が『Fitbit Sense』と『Versa3』と『Charge4』と『Inspire2』の違いを実体験を基に説明する事で、実際の使用感などをご想像して頂けるかと存じます。
・初代chargeHRを約2年半愛用(2015年10月18日から2018年4月末まで)
・Fitbit Ionic約1年10ヵ月愛用(2018年5月25日~現在)
後半では「Fitbitを4年半以上愛用している私のぶっちゃけ本音」、「それでも決めかねているあなたへ」を書いていきます。
Fitbit SenseとVersa3とCharge4とInspire2の違い34点を解説します
Fitbit SenseとVersa3とCharge4とInspire2の違い34点の一覧表です。
機能一覧表(Fitbit SenseとVersa3とCharge4とInspire2の違い34点)
新機能や注目点
運動機能
Fitbit Sense | Fitbit Versa3 | Fitbit Charge4 | Fitbit Inspire2 | ||
運動機能 | ワークアウトの強度マップ(ヒートマップ機能) | ○ | ○ | ○ | ○(※2) |
GPS搭載 | ○ | ○ | ○ | – | |
スマホGPS利用 | ○ | ○ | – | ○ | |
オンスクリーントレーニング(コーチ) | ○ | ○ | – | – | |
上った階数 | ○ | ○ | ○ | – |
スマート機能
2021年3月頃より以前に販売されたSuica未対応のFitbitCharge4ではSuicaをご利用できません。
Suicaを利用されたい方でFitbit Charge 4を購入される際は十分にご注意下さい!
デザインと仕様
※4,7:公式サイトに明記されていません。
※5:Wi-Fiのスペック「802.11b/g/n2.4 GHz」
※6:公式に明記されていませんが使用できるはずです。
※8~10:公式で明記されていません。あくまで著者の推測になります。
表で見ると違いが見えてくるね。
Fitbit公式サイトに商品比較のページがありますのでリンク貼っておきます。
どうやらFitbit公式サイトの商品比較ページは無くなったようです(泣
解説します(Fitbit SenseとVersa3とCharge4とInspire2の違い34点)
ここから『機能/仕様の違い』34点についてそれぞれ解説していきます。
ストレス管理
ストレスを数値化して可視化できます。
『Sense』に搭載されています。
電気センサーにて皮膚の電気活動を測定することで、ストレス(リラックス状態から過剰ストレス状態まで)や心の穏やかや気分を記録・分析・把握できます。
「ストレスにどう対応していくか」は現代社会で生きる人々の永遠の課題ですので、自身のストレスを理解しようとする試みは非常に面白い視点かなと思います。
皮膚温度センサー
皮膚温度を測定できる機能です。
『Sense』に搭載されています。
皮膚の温度を計測する事で、発熱や女性の健康などの身体の兆候を発見するのに役立ちます。
※この温度測定は新型コロナ感染の兆候を検知という観点で注目されています。
温度測定と心拍数測定により「新型コロナウィルス感染者の内ほぼ半数を初期症状が出る前日に検知した」という報告があり、今後「コロナ等の実態解明と兆候検出の援助」そして「将来的に心臓病やその他病気を発見」を期待されています。
デバイス体温センサー
『Versa3』に搭載されています。
『Sense』と同様に温度を測定できます。
『Versa3』にはデバイス体温センサーが搭載されており、Fitbit Premiumユーザー限定で皮膚温の変化を検知可能です。
高い/低い心拍数の通知
『Sense』に搭載されています。
心拍数が高くなったり、低くなった際に通知してくれます。
「心臓に不安のある/疾患がある」方は当然の事、普段気にされない方もストレスや体温と合わせて管理していくことは、健康上で今後まずまず重要になっていくのかなと考えます。
『Sense』には心電図測定機能が搭載されており、心房細動を検知する事が可能です。
但し、その機能を利用するために必要な心電図アプリ(ECG APP)の認証が通っておらず、現時点で日本では使用できません。
※アメリカ、イギリス、ヨーロッパのいくつかの国などでは2020年10月より利用できるそうです。
情報元:海外ウェブサイト「Reddit」の「Fitbit Sense EKG will be activated in Germany, Austria and Switzerland in October」より
日本でも使用できるようになるはずです。
急速充電
『Sense』、『Versa3』が対応しています。
12分間で約1日分の充電ができる機能です。
ついつい充電し忘れ、いざ使用しようと思ったらバッテリー切れ…orz
そんな時にわずか12分で解決してしまう便利機能です!
バッテリー
Inspire2 | Charge4 | Sense | Versa3 | |
バッテリー | 最大10日間 | 最長7日間 GPS利用で最大5時間 | 6日間以上 GPS利用で最大12時間 | 6日間以上 GPS利用で最大12時間 |
最大10日間バッテリーの『Inspire2』が断トツにオススメです!!
1週間バッテリーの『Charge4』もオススメです!
GPS利用時のバッテリーを重視するなら『Sense』『Versa3』の方が良いかと思います。
「100%フル充電する時間」は「約1時間」です。
Amazon Alexa 搭載
『Sense』、『Versa3』にAlexaが搭載されています。
「ニュースや天気予報の確認、エクササイズの開始、タイマー設定、予定や就寝時間のリマインダー設定、買い物リスト追加、近くのスポットを探す、質問の回答をスクリーン表示、スマートホーム機器の操作」など多くの機能を音声で利用できます。
Googleアシスタント 搭載
『Sense』、『Versa3』に搭載されています。
Alexaと同様の機能と思われます。
音声による返信機能(Androidのみ)
『Sense』と『Versa3』が対応している機能になります。
また、Androidのみ対応しており、iOS等では音声による返信は出来ません。
詳細は公式ページの「Fitbit スマートウォッチの音声アシスタントについて」をご参照下さい。
Fitbit Premium無料お試しの期間
「Senseは6ヵ月間」、「Inspire2は1年間」の無料お試しが付きます。
Fitbit Premiumの料金は月額10ドル(約1,060円)、または年間80ドル(約8,480円)です。
Premiumが気になる方、活用したい方には注目したいポイントですね。
ワークアウトの強度マップ(ヒートマップ機能)
『ワークアウトの強度マップ』は辿ったルートに沿って心拍数ゾーン毎の運動強度を確認できます。
さまざまな地形における心拍数やパフォーマンスが視覚化され、運動改善に繋げられる機能です。
『Sense』、『Versa3』、『Charge4』、『Inspire2』のいずれも対応している機能です。
※GPS搭載、スマホGPS利用可なFitbit機種は基本的に対応しております。
GPS搭載、スマホGPS利用
『Sense』、『Versa3』、『Charge4』はGPS搭載です。
スマホ無しで、単独でGPS測定が可能です。
『Inspire2』はGPSを搭載されていませんが、スマホ等のGPSを利用可能です。
GPS利用が想定される「ランニング、サイクリング、ウォーキング」などの際にGPS測定をしたい方に必須な機能となります。
スマホを持ちたいかどうかで機種の選択を絞ることができます。
- ランニング等でスマホを持たない方
⇒ 『Sense』、『Versa3』、『Charge4』 - ランニング等でスマホを持つ方
⇒ 『Inspire2』
スマホを持たずにランニングすることの快適さを知っている私としては、『Sense』、『Versa3』、『Charge4』をオススメします!
単体での音楽再生
単体での音楽再生は『Sense』、『Versa3』が対応しています。
『Charge4』や『Inspire2』はスマホなど(別の音楽再生機器)が必要です。
『Ionic』を保有する私の意見ですが、「スマホを持たずに【音楽再生+GPS】はものすごく快適です!」控えめに言って便利過ぎて戻れないです。
私としては【音楽再生+GPS】というだけで『Sense』、『Versa3』、(または『Versa2』や『Ionic』も)を選ぶ価値はあると考えております。
- ※2022年02月01日追記
『Sense』、『Versa3』は音楽サブスクリプションであるDeezer,またはPandoraの有料プラン(月々2,000円弱)を契約していないと、単体で音楽を持ち出せません。 - ※2020年09月07日追記、現時点で単体で音楽を再生できる機種は『Versa2』、『Ionic』です。(『Ionic』は私が確認、『Versa2』は有志の方にご確認頂いております。)
Spotifyの接続と操作
『Sense』、『Versa3』、『Charge4』にてスマホのSpotifyの再生や曲送りといった操作が出来ます。
ランニング時にスマホを取り出さずに音楽操作が可能になりますので、普段からSpotifyを使用されている方にはオススメの機能です。
オンスクリーントレーニング(コーチアプリ)
本機能は画面上にエクササイズ内容と時間が表示され、動きを見てマネしながら運動する事が出来ます。トレーニングの知識がなくても、手軽にエクササイズする事が可能です。
本機能は『Sense』『Versa3』が対応しています。『Charge4』、『Inspire2』は未対応です。
スマートウォッチ用アプリ(多数あるアプリの利用)
『Sense』『Versa3』はスマートウォッチアプリを利用できます。
『Charge4』、『Inspire』はスマートウォッチアプリは利用できません(トラッカー用アプリは利用できます)
スマートウォッチアプリには、The New York Timesなどのニュースアプリ、SpotifiやDeezerなどの音楽アプリ、2048やパズル/オセロ/トランプなどのゲームアプリ、など日々開発・進化している様々なアプリを選んで利用する事が出来ます。
様々なアプリ利用に魅了を感じる方は『Sense』や『Versa3』をオススメします。
Suica
SuicaはJR東日本が提供する交通系ICカードです。
2021年3月4日より『Charge4』がSuicaに対応し、また、2021年6月下旬位にFitbit OS 5.2ソフトウェアアップデートに伴い『Sense』『Versa3』がSuica対応しました。
※1つ注意点がございまして、日本で発売されてるCharge4には『Suicaに未対応のCharge4』と『Suicaに対応しているCharge4』がございます。(要は昔のCharge4と2021年3月(4月?)以降に販売された新しいCharge4の2パターンです)
『Suicaに未対応のCharge4』 はSuicaはご利用できませんので、使用されたい方でCharge4を中古でご購入される場合は十分ご注意下さい!
※『Sense』『Versa3』 は日本で販売されている全端末でSuica対応されていますので、特に何も気にされず、普通に購入されて大丈夫です!
Fitbit Pay(NFC)
Fitbit PayとはVisaのタッチ決済対応のお店でお支払いできる決済サービス機能です。
本機能は『Sense』、『Versa3』、『Charge4』が対応しております。『Inspire2』は未対応です。
※Fitbit Payについて詳しくまとめた別記事をご用意しておりますので、宜しければご参照下さい。
常時画面表示モード
『Sense』、『Versa3』が対応している機能です。『Charge4』や『Inspire2』は未対応です。
『Charge4』や『Inspire2』では画面を見る際に「ボタンを押す」や「腕を上げる」の動作が必要です。
「腕を上げる」動作はかなり雑に動かしても認識し画面表示してくれます。
正直、常時画面表示はあっても無くても困らないというのが私の感想です。
ただ、常時表示されないと困る方は当然いらっしゃるかと思いますので、常時表示が必須である場合は『Sense』、『Versa3』(『Versa2』も対応)を選択されることをオススメします。
上った階段数の計測
『Sense』、『Versa3』、『Charge4』が測定できます。『Inspire2』は測定できません。
階段数は正確には計測されず、あくまで目安の値です。
※個人的な話ですが、Fitbit購入当初は興味深々でよく見ていましたが、ここ1~2年は全く見てないです。本項目はあまり気にしなくてもよいかなと思います。
デザイナーアクセサリー
『Sense』、『Versa3』には公式デザイナー作成バンドがあります。
Versaシリーズはコンセプトやデザインがお洒落で、ベルトやその他アクセサリー系が豊富です。また、ハイエンドモデルの『Sense』も関連アクセサリーは当然豊富になると予想されます。
「形が最優先」の方には『Sense』『Versa3』をオススメします。
また、個人的には『Charge4』や『Inspire2』の細いトラッカー型の形も好みです。なので気に入った機種を選ばれたらよいかと思います。
マイク
『Sense』、『Versa3』に搭載されています。
Amazon AlexaやGoogleアシスタントでの音声使用の為に搭載されています。
スピーカー
『Sense』、『Versa3』に搭載されています。
Amazon AlexaやGoogleアシスタントの返信音声、アラーム音、通話などに使用されると思われます。
ジャイロスコープ
『Sense』、『Versa3』に搭載されています。
「水泳時に何往復したか」等の計測に使用されます。
高度計
『Sense』、『Versa3』、『Charge4』に搭載されています。
「階段を何段上ったか」等の計測に使用されます。
Wi-Fi
『Sense』、『Versa3』に搭載されています。
音楽データの転送などに使用されます。
相対的SpO2センサー
『Charge4』や既存機種の『Versa2』と『Ionic』に搭載されている機能です。
『Sense』、『Versa3』もは公式に明記されていないのですが、搭載されていると考えられます。
相対的SpO2センサーにより血中酸素濃度を測定し、Fitbitアプリにて推定酸素変動量グラフを見ることが出来ます。
環境光センサー
『Sense』、『Versa3』には搭載されています。
『Charge4』、『Inspire2』に環境光センサーが付いているかの情報がありません。
環境光センサーにより、明所/暗所での画面光量を自動で最適化してくれ、色々な環境で画面が見やすくなります。
本体、バックル、バンドの材質
Sense | Versa3 | Charge4 | Inspire2 | |
本体の材質 | アルミニウム製ウォッチケース、 ステンレススチール製リング | アルミニウム製ウォッチケース | プラスチック樹脂製 | (公式サイトに明記ありませんが多分)プラスチック製 |
バックルの材質 | アルミニウム製 | (公式サイトに明記ありませんが多分)アルミニウム製 | ステンレススチール製 | プラスチック製 |
純正バンドの材質 | エラストマー素材(インフィニティベルト) | (公式サイトに明記ありませんが多分)エラストマー素材です。 | (公式サイトに明記ありませんが多分)エラストマー素材です。 | シリコン素材 |
純正ウーブンベルトの材質 | ー | ー | ポリエステル素材 | ー |
金属等アレルギーがある方は金属種類を考慮する必要があります。
使用しない/購入しない事も勇気かと思います。
そうでない方は、特に気にされなくても良いかと思います。
どれを選ばれてもすぐ馴染むかと思います。
動作温度
動作温度は『Versa3』『Charge4』は-20°C~60°C、『Sense』『Inspire2』は-10°C~45°Cです。
最高気温51度を記録しているドバイやアラブ等にて使用される予定がある方は『Sense』や『Inspire2』は避けて、『Versa3』『Charge4』を選択してください。
また、最低気温が低い所(北海道の旭川や釧路などは最低気温-10°Cを下回る)で使用予定の方は、『Sense』や『Inspire2』は避けて、『Versa3』『Charge4』を選択してください。
Fitbit SenseとVersa3とCharge4とInspire2について『ぶっちゃけ本音』を書きます
一覧表(私が注目する8点)
Fitbit Sense | Fitbit Versa3 | Fitbit Charge4 | Fitbit Inspire2 | |
最先端の健康管理機能 | 〇 | × | × | × |
Fitbit Premium 無料期間 | 6ヵ月 | 実質3ヵ月 | 実質3ヵ月 | 1年 |
デザイン・オシャレ感・アクセサリ種類の多さ | 1位 | 1位 | 3位 | 3位 |
付け心地 | 3位 | 3位 | 2位 | 1位 |
手軽な運動から本格的エクササイズまでカバー | 1位 | 1位 | 1位 | 4位 |
スマホ持たずに単体で運動したい方向け | 1位 | 1位 | 3位 | 4位 |
バッテリーの持ち | 6日強 | 6日強 | 7日 | 10日 |
2020年09月11日時点での日本正規品の値段 (Amazon調べ) | 36,355円 | 27,264円 | 18,782円 | 19,518円 |
特徴ある個性をそれぞれ持ってるから、悩む~!
私は見た目は『Versa3』がいいな!
『Inspire2』が付けやすそうで捨てがたい…
『ぶっちゃけ本音』を書きます
IonicとchargeHRを保有経験ある私が上記の注目点8点も踏まえ、『Sense』『Versa3』『Charge4』『Inspire2』について思うことを書きます。
それでも決めきれない【あなた】へ
『Versa3』、『Versa2』を比較した記事を別途ご用意しております。宜しければぜひお立ち寄りください。
本記事は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。