こんにちわ、あめあられ です!
テニス仲間と会話していると、以下のような内容をよく聞きます。
- 「伸び悩んでいる…どうしたらもっと上手くなれるの?強くなれるの?」
- 「最近テニスが楽しくないんだ…」
- 「テニス始めたばかりなんですが、テニスをしていく上で知っておいた方が良い事は?」
- 「上手い人、上級者はなんであんなに上手くて強くて、何より楽しそうなんだろ?」
もしこれらを聞かれたら、
テニス歴19年の私は、決まって教える答えがあります。
本記事はその答えである『インナーゲームとその効果とやり方』について記載させて頂きます。
上手に楽しくするにはインナーゲームの効果とやり方が重要
私はこれまで10年以上に渡って、上手い方や強い方から話を聞かせて頂きました。
すると例外なく全員が「インナーゲームと同じ、または非常に似たような考えややり方で」テニスをしていると回答を頂きました。
(ただ、インナーゲームという言葉自体を知っている方は1人を除いで全員知らなかったですf^^)
つまり、上手くて強くて何よりテニスをとても楽しそうにしている方は例外なくインナーゲームが出来ています。
また、インナーゲームという言葉や意味を知っている/知らない、無意識/意識かは関係なしです。
よって、「インナーゲーム」という言葉はまず忘れてもらっても結構です!
そして重要なのは、インナーゲームから得られる効果とそのやり方だと私は考えております。
※「インナーゲーム」については、関連著書が沢山出てますので、詳細はそちらにお任せします。
本記事では私の経験から、皆さんにお役に立てる効果とやり方を以下に記載させて頂きます。
本記事の該当者
テニスを始めたばかりの方からプロ級の方まで!
更に言えば、テニス以外の分野にも有効になりますので、全ての方向けでもあります!
私が経験した悩み、問題、課題
インナーゲームを知らなかった頃
インナーゲームを知らなかった頃の私の話を書いていきます。
私は18歳からテニスを始め、インナーゲームを27歳位に知りました。
その間に起きた「悩み」「問題」「課題」を以下に箇条書きで記載します。
- テニス雑誌や上手い方に教えてもらったコツ/ノウハウ を頭の中で繰り返しながらテニスするが、調子よい時以外は全然上手くできない。
- プレイ中にイライラする事が増えた。
やろうとしてる事が出来ない!打点前で打ちたいだけなのに!腰を低くして打ちたいだけなのに!理想のフォームで打ちたいだけなのに…毎回毎回、自分自身に腹が立つ! - あの人はすぐ出来るのに自分はなんで出来ないだ!自分はダメなんだ!
- テニスするのは楽しいのに、人に迷惑かけるし、練習行きたくないな…。
- なんか色々悩む事に疲れた…あんなにテニス好きだったのに嫌になってる…やめたい。。。
- 同じ時期に始めたのにあっという間に置いてきぼりにされたわ…俺だって結構練習したんだけどな~…努力足りてないんだと思うけど、何が違うんだ?向いてないのか?世の中やっぱ才能なのか?
- (言葉は悪いのですが)なんであんな奴に負けてるんだ!普段ちゃらちゃら過ごしてるだけの奴じゃん!俺の方が何倍も練習したのに…
- プレイ中の頭の中…(俺からサーブだ!よし、体重移動の力を上手くボールに伝えて打ちたいな!後ろから前に移動しながら、なるべく高い打点でボールをとらえて、あ、あとなるべく打点を前にして、そして左手の手首は動かさないでボールをトスし、上がりきった所でボールを捕える!そして肝心の力加減だが力一杯ではなくリラックスする感じで自然に……打つ!!!…あ、またボールをホームランしてしまった)
- テニスの試合で勝ちたい!沢山練習した!お高めのウェアー買ったし気合十分!
それなのに…なんであんまり練習していない会社の後輩に負けちゃうんだろ…
(正直に言うと負けた日の夜に泣きましたf^^; 若かった…ただの練習試合だったのに…)
・・・書きだすと山ほど出てきますので、このぐらいでやめときます(笑
自分の考えが甘い、酷いなとは思うのですが、それは一旦置いておきまして(汗
上記をまとめますと…
- 「出来ない事」や「人に迷惑をかけている」と思ってしまっている。
- それにより自分を責めたり、悩んだりしています。
他のスポーツやスポーツ以外でも同様な悩みは起こり得ると思います。
せっかく楽しむ為にやるのに嫌になったら元もないですからね。
知って実践したら全て解決しちゃった
インナーゲームを知り、実践し始めてから、上記の悩みは一つも例外なく全て解決しております!
正確に表すと、問題・悩みが解決するというより、そもそも問題・悩みが発生しなくなります。
…もちろん良い意味でですよ!別に思考を奪う怪しげな方法とかでは無いです(汗
更に、問題・悩みが解決する以外に、嬉しい副産物もありました!!
次章以降で、実際に私の身に起きたインナーゲームの効果について記載させて頂きます。
インナーゲームの効果
分かりやすくする為、箇条書きにしております。
- プレイ中に、全くイライラしなくなりました。
(その瞬間は未だに覚えています!試合中に心の中で感動していた記憶があります) - テニスが嫌だと思わなくなりました。出来ない自分に腹が立たなくなりました。
やろうとしている事が簡単に出来るようになりました。
出来なかった時も自分を責めなくなりました。 - ただ楽しく、しかもより上手くプレイできるようになりました!
- 模範的なフォームに拘らなくなりました。
毎回、天候、風、コート状況、ボールの種類や状態、自身の調子や対象、相手が異なるのに、全く同じフォームが出来る訳もなく、また同じフォームをする必要すらなかったんだと簡単に気付く事が出来ました。
(むしろ、最近は理想的なフォームを忘れてる位です。。。) - 技術向上が非常にスムーズになりました。やりたい事をすぐ実現できる感じがあります。
ダンス初心者が、マネしながら一晩狂ったように踊り続ければ、翌朝踊れるようになっている…それと同じ感じです!(同じなのか?笑) - 本当に面白いもので、反復練習をちょっとしとけば、試合でも高い再現性で出来ます。
- プレー1球1球に集中できるようになりました。ミスが減りました。
以前より確実に集中力が増しました!ボールに集中できるので、不要で安易なミスはほとんどしなくなりました。 - パフォーマンスの安定感が抜群に増しました。
以前は「こうしろああしろ」「なんでそんな事したんだ」と不要な事を頭の中で思っていました。しかし、頭の能力をそんな不要な事を思う事に使わない分、パフォーマンスに使える為、その分パフォーマンスが上がります!当然といえば当然です。 - 今までゾーンを数回体験する事ができました!
完全にゾーンに入った事が1回、5~7割程度でソーンに入ったのが2,3回あります。
完全にゾーンに入った時は、2段3段も格上の相手と互角に競り合い、3セットマッチで6-7、6-7、とどちらもタイブレで負けてしまいましたが、とても充実したテニスと時間を過ごす事が出来ました。普通にやれば1ゲームも取れない相手ですね…。
(ゾーンはインナーゲーム以外にも必要な要素があるので、入るのはなかなか難しいです。ゾーンについては次の機会に記事書ければと思います)
さて、そろそろいい加減にやり方知りた~いとなっている事ですかね!
次章で、インナーゲームの具体的なやり方について記載させて頂きます。
インナーゲームの具体的なやり方
さっそくやり方を書いていきます。
まず、大きく分けて、「テニスする前にやる事」と「テニス中にする事」があります。
テニスする前にやる事
※以下の①,②について、
インナーゲームが初めての方や時間等に余裕ない方は省略しても構いません。
まずはインナーゲームによる効果を堪能して頂きたい想いがあります!
【①自分の変えたい所を見つける】
自分のプレイを動画撮影して下さい。
その動画を新鮮な気持ちで見て、修正したいなと思う箇所を見つけて下さい。
【②望む具体的な動きをイメージ】
望む結果、それも具体的な動きを頭の中でいつでも思い浮かべれるまでイメージして下さい。
(自分がいつもしているやり方ですが、望む動きがプロ動画にあった為、その動画を何回も繰り返し見ながら、素振りしつつイメージしています。)
テニス中にする事
【③判断する思考が無意味な事を理解する】
「今のは良かった、ここが悪かった」などよく考えると思うのですが、それをプレイ中に考えて、プレイが向上した事なんて、少なくとも私はほぼ無いです!むしろエネルギーを余計に使うのでむしろ邪魔なのです。
気にしなくてよい事に多少なりとも考えていたり拘っている方と対戦していたら、正直負ける気がしないです。何故ならこっちは全身全霊をかけて勝ちにいっているからです!
また、試合中は「たら、れば」などを考えるかもしれませんが、恐怖と雑念しか生まないので不要な思考と理解して下さい。
【④判断する思考を抑えるには、以下のいずれかの方法を用いて、気をそこに留めておく】
・ボールの縫い目に集中。ただひたすらに縫い目に心奪われて下さい。
・ボールのバウンドに集中。バウンドする毎に心の中で「バン」と言ってください。
・ボールの音に集中。ただひたすらにボール音を聞いて下さい。
・ラケットの軌道に集中。ひたすらラケットの位置を意識して下さい。
ちなみに最初は「ボールの縫い目に集中」をオススメします!(自分はそれしかしてないですf^^)
また、ポイント間は「呼吸に集中」するのがお勧めです。ただ呼吸を観察して下さい。
【⑤本能と身体を信頼する事が非常に大事】
試合中、劣勢に追い込まれると、どうしても自分の悪い箇所を探したくなります。
しかし、冷静な状態ではない試合中に考えた事は正直的外れな事がほとんどです。
また、思考は時間がかかる為、往復1秒足らずのラリー毎に考えてたら時間全然足りません。そして何より、その思考する事自体がプレイを下手にさせ、楽しくするのを阻害します。
ではどうすればよいのか?本能と身体を信じる事です。
試合で劣勢に追い込まれた原因はほとんどの場合、実は自身(本能)が一番理解しています。
試合中に出来る事は、本能による刹那の判断、そして身体に100%のパフォーマンスを出させてやる事だけです。
【⑥変化と結果を「無判断」で観察する】
これまでの事をきちんとやれていたら、そろそろご自身の変化に気づく頃です。
ですが、練習の球出しで調子が良かったり、試合でポイントが取れ始めるかもしれませんが、ここで調子乗って考えたりしてはダメです!
この変化や良い結果や悪い結果に対して、良い/悪いの判断、こうだからよかったなどの考察、思考をしてはダメです!する必要は全くありません。
本能や身体に、変化と結果を認識させておくだけでよいのです。
自分の球出し練習を例に挙げると、、、
1球毎に「今のはベースライン付近だからよかった」、「今のはアウトだった…なんでだ?打点が後ろだったから?」なんて考えないです。
ただ、1球毎に100%パフォーマンスになるよう集中して打ち、ボールの軌道や回転量や落下位置を見るだけ(観察するだけ)です。
打ち方や結果/変化は身体と本能が覚えます。
補足
練習や試合で「あの場所にこの位のスピードでスピンで打ちたい」となった時、打ち方は身体と本能が覚えていますので、身体や本能にお願いするだけです。
自分は試合直前や毎ポイント毎のプレイ前に、身体や本能に「今日はこういう感じでプレイしたい、あの場合はこんな球を打ちたい、お願いします!」とお願いし、プレイ中は特に思考せず、100%パフォーマンスを出す事だけに集中しています。
まとめ
- 初心者からプロに至るまで自分の能力を開発する有効な手段です!
- テニスの習得が驚くほど容易になり短期間で、かつイライラ時期も経験せずに上級レベルに達せることが出来る手段です!
- イライラや悩みがなくなり、ボール1球1球に集中できるようになり、上手に楽しくプレイする事が出来るようになります!
注意事項
本記事の内容は、あくまで一個人の意見です。
全ての方に、全ての場合に当てはまるものではございませんのでご了承下さい。
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。
本日は以上となります、またお会いしましょう!